新宿東口プライマリケアクリニック
〒160-0022
東京都新宿区新宿三丁目23番12号 新宿パンドラビル6階
- JR新宿駅 徒歩3分 / 西武新宿駅 徒歩2分
- 03-3226-7777
保険医療機関 但し、自由診療をご希望の方も対応可能
性感染症内科(保険適応で性病検査・治療 )
性病の種類-代表的な性感染症
性病外来について
性病とは、性行為を介して人から人に感染を起こすさまざまな病気の総称です。最近は不特定のパートナーとの性交渉や性行動の多様化などにより、一般に広まっています。また、風邪のように喉が痛い(咽頭炎)などの症状で性感染症が発見されるケースも見られるようになり、病状は多様化しています。性病の症状と言っても、病気の種類によってさまざまです。
さらに、感染していても症状のでない性病も非常に多く存在します。症状がないからと言って安心はできません。症状が出ている場合はもちろん、感染が心配される行為があった場合には、潜伏期間を経過後、検査をうけることをお勧めいたします。パートナーがいらっしゃる方は、必ずパートナーにも検査をお勧めください。ご自身が治癒しても、パートナーが感染していれば再びご自身に治癒した病気が感染します。詳しくは性病の種類で、解説しておりますのでご参照ください。新宿東口プライマリケアクリニックの性病外来では、レディースの方・メンズの方とも症状のある方には、様々な性病の検査・治療を保険診療にて行っています。日本性感染症学会のガイドラインに基づいて、性病治療の経験豊富な専門医が診療にあたります。また、匿名希望の方や、ひととおりの性病チェックをご希望の方、無症状だが念のための検査をご希望の方には、自由診療での対応も致しております。
保険診療・自由診療について
保険診療では、エビデンスに基づいて、疾患ごとに適正な検査・治療を行うよう定められています。療養担当規則に基づいて行われ、疾患ごとに行える検査、適応となる薬剤が規定されています。大部分の医療機関は保険診療にて治療を行います。ただし、症状のない方が健康診断的に検査を行う場合は自由診療となります。ごくまれに、保険証が使えない自由診療のクリニックもございます。保険診療とは、治療がエビデンスに基づいており、安全のみならず、自由診療とは異なり、金額も一律に決まっていますので、安心して診療を受けていただけます。また、最近は個人情報が会社にばれるのではないか等の心配をされる患者様もいらっしゃいます。特にプライベートゾーンを治療対象とする一部性病専門クリニックにおいて、保険診療で治療すると会社にばれるとして宣伝している施設もあるようですが、医療情報の管理は刑法により厳密に規定されています。クリニックでの診療内容や記録が他人にわかることは決してございませんのでご安心ください。当院ではエビデンスに基づいた性感染症学会ガイドラインに基づいて性感染症専門医が安心安全の保険診療をご提供しておりますので、保険証を持参の上でご来院ください。また、保険証を提出したくない方や匿名希望の方、保険証をお持ちでない方も自費診療にて検査・治療可能です。
マイコプラズマ・ウレアプラズマ・トリコモナスPCR検査の保険適用について
2022年6月1日よりマイコプラズマジェニタリウム・トリコモナスバジナリスのPCR検査が保険適用となり公的保険で検査ができるようになりました。当院でも症状のある方は健康保険での検査が可能となります。しかしながら、マイコプラズマホミニス・ウレアプラズマパルバム・ウレアプラズマウレアリチカムのPCR検査は未だ保険適応となっておりません。こちらの検査については、引き続き自費検査となります。
当院でも比較的リーズナブルな検査費用で対応いたしておりますので、ご心配な方はお気軽にご相談ください。
性感染症といえば、クラミジア、淋病、HIV、梅毒といった感染症のイメージがありますが、現在最も注目されているのが、トリコモナスと性器マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症です。 現在、日本でのトリコモナス感染症の患者数は明確な統計はありませんが、WHOが発表したデータによると、新たにトリコモナスになった人の数は、1億5600万人にものぼり、クラミジア、淋病、梅毒を大きく上回っており、尿道炎や子宮頸管炎の起炎菌として見逃せません。
トリコモナスとは、腟トリコモナスという原虫によって腟や尿道に起きる性感染症で、女性では黄緑色の生臭いおりものが増え、痛みを生じたり、性交時に痛みが起こることもあります。男性は大半が無症状であるため、パートナーにうつす可能性が高く感染源として重要です。
一方、性器マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症は尿道炎を起こす原因として知られています。 尿の通り道である尿道に病原体が感染して炎症を起こした病態を尿道炎と言いまが、この病気の原因は、細菌の一種であるクラミジアと淋菌で約70%を占めます。それ以外の原因で起きている尿道炎は原因が分からず、かつては非クラミジア性非淋菌性尿道炎と分類されてきました。
しかし、そのうち約20%以上が細菌の一種であるマイコプラズマかウレアプラズマが原因であることが分かってきたことから、いまはどちらかが原因の場合は性器マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症と呼ばれています。
男性の場合は排尿時の軽い痛みや違和感、尿道からの漿液性分泌物が認められる。また、尿道炎だけでなく、急性精巣上体炎、慢性前立腺炎、男性不妊の原因になることもあります。
女性の場合は、ほとんど症状がないことも多く、おりもの増加や腟のかゆみ、下腹部の違和感が主な症状です。放置すると骨盤腹膜炎、不妊症、流早産の原因になるケースもあります。
マイコプラズマというと、肺炎を起こす原因菌(マイコプラズマ・ニューモニエ)が有名ですが、尿道炎の原因になるのはマイコプラズマ・ジェニタリウムとマイコプラズマ・ホミニスの2種類です。ウレアプラズマは、ウレアプラズマ・ウレアリチカムとウレアプラズマ・パルバムの2種類が尿道炎の原因になります。
この4種類の原因菌は、PCR法で同時検査可能です。検体は、男性は尿、女性は腟分泌物ぬぐい検体で検査します。クラミジアや淋菌と同じく喉にも感染するので、うがい液を用いて調べることができます。またクラミジアや淋菌など複数の菌に同時に感染している方も多くいらっしゃいます。治療は、検出される菌によって有効な抗生物質が異なることや、治療に難渋するケースも多い点にも注意が必要です。
新宿東口プライマリケアクリニックでは、マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症の治療経験が豊富な性感染症専門医が診療にあたります。ご心配な方はぜひご相談ください。
このような症状の方はご相談ください
- 尿道が痒い、痛い
- 排尿時に尿道が痛む
- 尿道に違和感がある。
- 尿道から膿(透明なものもある)が出る
- おりものの増加や不正出血
- 泡状で、悪臭の強いおりもの
- 白いヨーグルト状のおりもの
- 性器の腫れ 睾丸の腫れ
- 太ももの付け根の腫れ
- 亀頭や外陰部の腫れ
- 排尿痛、血尿
- 性器に水疱ができて、潰れてすごく痛い
- 性交痛
- 睾丸の痛み
- 喉が痛い、かゆい
- 口内炎のような症状
- 喉が腫れている
- 喉に膿、喉にブツブツや水疱
- 皮膚のかゆみ、赤い発疹、ブツブツ
- 性器(陰茎や陰唇)に水疱、水ぶくれ
- 性器にミズイボ、鶏のトサカの様なイボ
- 肛門や性器周辺にブツブツ
- 発熱、頭痛、倦怠感
- 黄疸
- 腹痛、血便
クラミジア
こんなときはクラミジアかも?
排尿時に違和感を感じる、尿道が少し痒い、わかりずらいけど何か透明な液体が尿道から出ている。
オリモノが増えた、生理痛のような下腹部の痛みがある
※注意男性では約50%、女性では約80%の方が無症状
クラミジアとは?
クラミジアは最も感染者が多い性病です。
その多くは一般的に「クラミジア・トラコマティス」と言われるもので、性交渉により女性の子宮頚管や男性の尿道、咽頭粘膜(喉の粘膜)などに感染します。
オーラルセックスなどで咽頭粘膜に感染した場合、咽頭炎や扁桃腺炎を引き起こすこともございます。
男性に感染した場合、尿道炎や精巣上体炎などを引き起こす可能性があり、悪化すると不妊症の原因ともなります。
女性に感染した場合、子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎、肝周囲炎などを引き起こす可能性があり、悪化すると不妊症の原因ともなります。
淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマとの合併症であることもございます。
感染経路 |
性的接触(セックス、オーラルセックス、キス等)※キスは咽頭の感染リスク有 ※稀なケースとして、不衛生な浴場、トイレなど。 |
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潜伏機関 | 3日~3週間(検査は感染機会から、最低1週間経過後をお勧めいたします。) |
検査 |
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咽頭の検査は生理食塩水でうがいをして頂くうがい液法の検査を行います。
血液抗体検査は採血での検査を行います。
治療 抗生剤の服用による治療となります。
当院では1度服用するだけで効果を得られるお薬を処方しておりますが、念のため他種のお薬を7~14日分合わせて処方しております。
淋病
こんなときは淋菌かも?
排尿時に激しい痛み、強い尿道痛、濃い黄ばんだ膿が尿道から出る、副睾丸の腫れ
オリモノが増えた、生理痛のような下腹部の痛みがある、排尿じの痛み
※女性はクラミジア同様、無症状であるケースが多いが、男性では。尿道の違和感やかゆみなど、なんらかの症状が出ることが多くなっています。
淋菌とは?
クラミジアに比べ、症状が出やすく、症状自体も重いことが多いケースがございます。
女性に関しては無症状性の淋菌感染症が多く、男性でもわずかながら無症状性の可能性もございます。
オーラルセックスなどで咽頭粘膜に感染した場合、咽頭炎や扁桃腺炎を引き起こすこともございます。
クラミジア同様、男性に感染した場合、尿道炎や精巣上体炎などを引き起こす可能性があり、悪化すると無精子症などの不妊症の原因ともなります。
女性に感染した場合、子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎などを引き起こす可能性があり、悪化すると不妊症の原因ともなります。
稀に、淋菌の菌血症から全身性に症状を伴う播種性淋菌感染症も引き起こす場合もございます。
クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマとの合併症であることも多い。
感染経路 |
性的接触(セックス、オーラルセックス、キス等)※キスは咽頭の感染リスク有 ※稀なケースとして、不衛生な浴場、トイレなど。 |
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潜伏機関 | 3日~3週間(検査は感染機会から、最低1週間経過後をお勧めいたします。) |
検査 |
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治療 | 抗生剤の服用による治療となりますが、検査で咽頭に感染が確認された場合、抗生剤の服用後、経過に改善が見られない場合は、点滴での治療を行います。 点滴治療は基本1回となります。 |
マイコプラズマ・ウレアプラズマ
こんなときはマイコプラズマ・ウレアプラズマかも?
排尿時に違和感を感じる、尿道が少し痒い、わかりずらいけど何か透明な液体が尿道から出ている。
オリモノが増えた、生理痛のような下腹部の痛みがある
※クラミジア同様、男女ともに無症状のケースが多い。
マイコプラズマ・ウレアプラズマとは?
尿道炎は大きく分けると、クラミジア性尿道炎、淋菌性尿道炎、非クラミジア淋菌性尿道炎の3つに分類できます。
マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症は、非クラミジア淋菌性尿道炎の原因の1つと言われております。
ほぼクラミジアと同様の症状が出ることが多く、やはり感染した場合無症状であることが多い病気です。
マイコプラズマ・ウレアプラズマはさらに細かく分類することが可能で
マイコプラズマhominis、マイコプラズマ genitalium
ウレアプラズマparvum ウレアプラズマurealyticum
に分類して検査を行います。
近年この2種の菌の存在が尿道炎の原因菌として注目されております。症状が無くとも、感染していることも考えられるため感染機会があった時、また、なかなか治らない軽い尿道炎様症状が続いている方も検査をお勧めいたします。
咽頭に感染する可能性もあるため、クラミジア、淋菌同様、オーラルセックスなどから咽頭部に感染する可能性もございます。
感染経路 |
性的接触(セックス、オーラルセックス、キス等)※キスは咽頭の感染リスク有 ※稀なケースとして、不衛生な浴場、トイレなど。 |
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潜伏機関 | 1週間~4週間 |
検査 |
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治療 | 抗生剤の服用による治療となります |
膣トリコモナス
こんなときは膣トリコモナスかも?
排尿時に違和感を感じる、尿道が少し痒い、わかりずらいけど何か透明な液体が尿道から出ている。
黄色いオリモノが出る、泡状の分泌物が出る、性器からアミン臭(魚臭)がする
※クラミジアと同様の症状が出ることが多く、無症状のケースも多いが、男性に比べ女性の症状が強いこともある。
膣トリコモナスとは?
トリコモナス原虫が原因で、婦人科やSTDの中でも比較的有名な性病です。
再発を繰り返すこともございます。再発の経過として原虫の残存によるもの、隣接臓器からの自己感染、パートナーからの再感染が考えられます。
トリコモナスは乾燥には非常に弱いが、水中ではかなり長時間感染性があるといわれております。
男性に感染した場合、無症状のケースでも前立腺などに炎症がおこることが多い。
感染経路 |
性的接触(セックス、オーラルセックス等) ※稀なケースとして、不衛生な浴場、トイレなど。 |
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潜伏機関 | 10日~3週間 |
検査 |
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治療 | 抗生剤の服用による治療となります。女性の場合、膣錠の処方が行われることもございます。 |
カンジタ
こんなときはカンジタかも?
陰部の痒み、陰部から白いカスが出る
陰部の痒み、白いヨーグルト状のオリモノ、陰部の軽度の腫れ
カンジタとは?
真菌(カビ)が原因で痒みなどの症状が出ることが多い。
性行為での感染もありますが、主に疲れや風邪などで免疫が落ちた時、頻繁な性行為で陰部に摩擦が生じたとき、陰部が不衛生な状態にあるときなどに、自然発症することが多い疾患です。
特に原因がなくても、定期的に症状を発症する方もおりますので、通常の性病とは少し違うカテゴリーに分類されます。
感染経路 | 性的接触(多くは自然発症) |
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潜伏機関 | 自然発症することが多いため、無症状時の検査はお勧めしておりません。 |
検査 |
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治療 | 軟膏の処方を行います。女性には軟膏と膣錠の処方が行われます。 |
単純ヘルペス
こんなときはヘルペスかも?
陰部に赤いブツブツ、水膨れ、潰瘍(皮膚のただれ)が見られる
※初感染時には強い痛みや発熱が伴うことがある。再発時は症状が軽くなることが多い。
単純ヘルペスとは?
単純ヘルペスウイルスは、体のどの場所にも感染し、皮膚に水ぶくれを起こします。
代表的なものとして、唇の周辺にできる「口唇ヘルペス」と、性器周辺にできる「性器ヘルペス」があります。
いわゆる、性病とされているものは、2型である性器ヘルペスですが、多くの日本人が持っていると言われる1型(日本人の70~80%ともいわれる)口唇ヘルペスが性器に感染すれば、性器ヘルペスとして発症するため、明確に区分は出来ません。
ヘルペスウィルスを所持していても、1度も発症せずに一生を終える方もいらっしゃいます。
しかし、無症状であっても体内にヘルペスウィルスが存在すれば、性行時に感染するリスクはございます。
現在ヘルペスウィルスを完全に除去する治療法は確立されていないため、完全な予防対策は難しいと考えられますが、発症時の性行を控えて頂いたり、コンドームの着用を徹底することにより、感染リスクは減少できます。
感染経路 |
性的接触(セックス、オーラルセックス、キス等) 症状が出ていなくても、ウィルスを保持している方と接触があれば感染リスクは有 口唇ヘルペスを持っている方からオーラルセックスで、性器ヘルペスに感染することも考えられます。 ウィルスが積極的に活動している場合(症状が皮膚上に見られる時)は間接的に感染することもある。 症状がある場合、特に陰部を拭うタオルなどの共用は避けるべきです。 |
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潜伏機関 | 4日~1ヶ月(無症状時にヘルペスクイック検査は受診できません) |
検査 | 単純ヘルペス抗体検査は、採血での検査となります。 |
治療 | 症状が発症している場合は1週間分の錠剤と軟膏の処方を行います。 予防でのお薬処方も行っております。再発を繰り返す方などが対象で、1ヶ月単位で錠剤を処方いたします。 |
梅毒
こんなときは梅毒かも?
陰部や口唇部、肛門部に無痛性のしこりが出来た、股の付け根の部分のリンパが腫れている
※無症状のまま病状が進行することもあるので注意が必要。
梅毒とは?
梅毒トレポネーマという病原菌が原因で、感染すると全身に様々症状が出ることがございます。
検査や治療が遅れたり、放置した場合、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことも考えられます。
完治する前に、確認検査を怠ったり、症状がなくなったからと言って、薬の服用を自己判断でやめることは危険です。
尚、再発する恐れもあるため、治療に当たる場合は必ず担当のドクターとご相談していただく必要がございます。
- 第1期(感染後役3週間)
感染が起きた場所にしこりが出来ることがある。
痛みがないため、治癒しなくても症状は自然に軽快する。
症状が消えても、原因菌が体内から消えたわけではないので、他人にうつす可能性はある。 - 第2期(感染後数か月)
病原体が血液によって全身に運ばれる。
手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがある。小さなバラの花に似ていることから「バラ疹」と呼ばれる。
アレルギー、風しん、麻しん等に間違われることもある。
遅くてもこの時期までに治療を開始することを、お勧めいたします。 - 晩期顕性梅毒(感染後数年)
皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生することがある。
複数の臓器に病変が生じ、最悪の場合死亡に至る。
現在は比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることから、晩期顕性梅毒に進行することはほとんどないですが、感染が疑われる場合、早期の治療や検査が必須です。
主に性交渉やオーラルセックス、キスなどの行為でも感染リスクがございます。
稀な例ではございますが、食器の使いまわしなどでも感染した報告例があるため、歯ブラシ、髭剃り等を複数人で使うような行為は、控えた方がいいでしょう。
HIVに比べると、感染力は強いため不特定多数の方と接触を持っている方は特に検査をお勧めいたします。
さらに梅毒に感染した状態で、HIVキャリアの方と行為を行った場合、通常の30倍以上感染率が上がるという報告もあるので、梅毒に感染した場合は、並行してHIVの検査もお勧めいたします。
感染経路 |
性的接触(セックス、オーラルセックス、キス等) 乳首、輸血からの感染例もあり。 稀な例ではございますが、食器の使いまわしなどでも感染した報告例があるため、歯ブラシ、髭剃り等を複数人で使うような行為は、控えた方がいいでしょう。 |
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潜伏機関 | 3週間~2カ月(最低6週経過後に検査を受けることをお勧めいたします) |
検査 | 採血での検査となります。 |
治療 | 陽性が確定した場合、抗体の数値によって変わることはございますが、1カ月分の抗生剤の処方を行います。 内服時に発熱や体の痛みなどの症状が出ることがございますが、お薬が効いている証拠でございますので、ご心配ございません。 |
B型肝炎
症状
急性の場合、全身の倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、褐色尿(濃いウーロン茶色)、黄疸(最初に白目部分、その後皮膚)
慢性の場合、上記の症状は出ずらく、自覚症状もないことが多い。
B型肝炎とは?
B型肝炎ウィルス(HBV)が血液・体液を介して感染して起きる肝臓の病気です。
一過性感染
思春期以降にHBVに感染すると、多くの場合一過性感染で終わります。
一過性の急性肝炎をおこすことがございますが、その後大部分の人はHBVは排除され、慢性化はしません。
急性肝炎の症状が出ない方もいるので、気が付かないうち感染し、自然に排除されている方もおります。
持続感染
その大部分は、母親がHBVの持続感染者であり、母児感染の方です。
その他乳幼児期に医療行為、口移しの食事、傷口からの出血など何らかの理由で、HBV持続感染者の血液・体液が体内に侵入すると、持続的な感染を起こします。
また、成人であっても体の免疫力が低下するような、免疫制御剤使用中、抗がん剤治療中、AIDS患者の方たちは、持続感染を起こすことがございます。
従来健康な人に発症した急性B型肝炎は慢性化しないと言われてきましたが、近年ジェノタイプA型と呼ばれる、欧米型やアジア・アフリカ型といった外来種のHBVに感染すると比較的高確率に慢性化を起こすことも知られています。
感染経路 |
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潜伏機関 |
1ヶ月~6ヶ月 ※2ヶ月以上経過してからの検査が望ましい |
検査 | 採血での検査を行います。 |
治療 | 多くの場合は一過性の感染のため、経過観察となります。 肝機能が非常に悪化している場合は、入院が必要になることもございますが、当院では治療は行っておりません。 B型肝炎で陽性反応が出た場合は、他院を紹介させて頂きます。(紹介状は有料) |
C型肝炎
症状
ほぼ自覚症状はございません。
C型肝炎とは?
C型肝炎ウィルス(HCV)の感染により起こる肝臓の病気です。
感染者の約70%の方が持続感染者となり、慢性肝炎、肝硬変、肝がんと進行する場合がございます。
「沈黙の臓器」とも呼ばれる肝臓は、C型肝炎に感染してもほとんど自覚症状がなく、すでに肝硬変になってしまってから気が付くケースも少なくありません。感染の疑いがある方は早期の検査をお勧めいたします。
感染経路 |
血液を介しての感染(入れ墨、注射器の使いまわし、ピアスの穴開け、その他血液を直接触れる行為) 性行為や母子感染の感染率は低いですが、まったくないわけではございません。 特に感染者との性行為時に出血があった場合(生理中など)はリスクが高くなります。 |
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潜伏機関 |
RNA定量検査の場合は23日経過後。 抗体検査は2カ月以上経過が望ましい。 ※時間の経過に関わらず見逃すリスクはあるため、感染リスクが強い方は定期的な検査を推奨します。 |
検査 | 採血での検査を行います。 |
治療 | インターフェロン(IFN)という薬を使い、HCVウィルスを体外に除去する方法が一般的です。 しかし、HCVの型によっても効果が違ったり、非常に強い副作用がございますので、担当医の指示に従って加療を行ってください。 当院ではHCVの加療は行っておりませんので、陽性が確認された場合、治療が可能な病院をご紹介させて頂きます。(紹介状は有料) |
A型肝炎
症状
黄疸(84%)
発熱(76%)
倦怠感(80%)
食欲不振・嘔吐(47%)
肝腫大(87%)
※非常に症状が出やすい
・通常は1~2カ月で自然回復する。
感染経路 | 糞便経口感染 肛門性交 (80%はカキやアサリなど飲食物を介する経口感染と推定される。)家族内の密な関係で伝播することが多い |
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潜伏機関 | 平均28日(15~50日) |
検査 | 採血での検査を行います。 |
治療 |
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HIV
HIVには感染した場合さまざまな初期症状がございますが、その内容はHIV特有の症状ではないため、症状だけで感染の有無を判断することは出来ません。
一般的な初期感染時の症状
発熱(インフルエンザのような高熱が多い)約9割
リンパ節の腫れ、咽頭痛、発疹 約7割 下痢、頭痛、吐き気 約3割
その他、筋肉痛、関節痛、体重減少、口腔カンジタなどの症状がみられることもございます。
あくまで、感染者の初期症状となりますので、必ずしもこれらの症状が出たからと言って、HIVに感染しているわけではございません。
さらに、無症状のままHIVに感染しているケースもあるため、HIVの感染の有無は検査が必要です。
HIVとは?
エイズウイルス(HIV)への感染によって、10年程度の潜伏期間を経て、エイズ(後天性免疫不全症候群)は発症します。
一度発症すると慢性的に進行して免疫不全に陥り、様々な感染症や悪性腫瘍などを引き起こします。
やがては死に至りますが、現在ではその治療法が進歩し、HIVに感染しても発症を抑えたり、またエイズを発症してからも、長い期間の延命が可能となりました。
なお、他の性病にかかっていると、粘膜が炎症を起こした状態になって皮膚や粘膜の抵抗力が落ちるため、HIVへの感染率が3~5倍も上昇すると言われます。
HIVには大きく分けると、1型と2型がございます。
◇1型:世界中で広がっているHIVのほとんど。
◇2型:西アフリカの一部を中心に感染が広がっているが、全体的な数としては少ない。
日本でのHIV患者・エイズ患者はほとんどが1型になります。
感染経路 |
性的接触、基本的にキスでは感染しないと言われる理由は、唾液上に感染させるほどのウィルスが存在しないだろうと予想されるためです。 【性行為における感染リスク】 その他の感染経路としては、輸血、針刺し事故、注射器の使いまわし等がございます。 |
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潜伏機関 |
2週間~3ヵ月 一般的にHIVの抗体が出来るまで、平均で21日ほどと言われております。 念には念を入れて、3ヶ月後に抗体検査を受けて頂くことをお勧めいたします。 2ヶ月未満でも信頼のおける結果が得られる検査もございます。 |
検査 | 採血での検査を行います。 |
治療 |
最近では、より副作用の少ない治療薬が開発されており、早期治療による様々な利点も明らかになってきました。 |
尖圭コンジローマ
症状 こんな時はコンジローマかも?
陰部、肛門周辺に先の硬いイボが出来た
尖圭コンジローマとは?
HPVと呼ばれるウィルスのうち低リスク型、とりわけそのほとんどが6型、11型が原因であることが多い。
男性では亀頭、陰茎部、冠状溝、包皮、陰嚢、肛門周辺
女性では大小陰唇、膣、子宮頚部、肛門周辺に発症することが多い。
稀に直腸内や、膀胱内、尿道内に病状を作ることがございます。
再発率が高く、ウィルスを完全に除去することが難しいため、治療には時間がかかることが多い病気です。
基本的には無痛性ですが、性行時などに痛みを感じたり出血を伴ったりすることもございます。
性行以外にも、下着や着衣による摩擦で痛みが生じる場合がございます。
感染経路 | 性的接触、性行為以外では皮膚や粘膜の傷から感染することがございます。 |
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潜伏機関 |
3週間~8か月 ※症状が出ていない状況では検査や治療はできない場合がございます。 |
検査 |
疾患部位を綿棒で拭う検査を行います。 コンジローマの検査はHPVと呼ばれる元になるウィルスの検査を行います。 無症状の場合、検出率は大幅に下がります。 |
治療 |
軟膏の処方を行います。 外科的治療で切除することをお勧めいたしますが、当院では外科的治療は行っておりません。 無症状の場合は治療は不可となっております。 |
毛じらみ
症状 こんな時は毛じらみかも?
陰毛付近が痒い、小さな虫のようなものが陰毛の中に見える
毛じらみとは?
直接視認できます。陰毛に限らず、肛門周辺や毛のある場所であればどこにでも感染します。
感染が確認された場合は、布団やタオルの共有はやめましょう。
感染経路 |
性行為、寝具・タオル等を介しての間接的な感染 毛じらみは陰毛から離れて、長くても48時間ほどしか生存できないため、性行為での感染がメインとなります。 |
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潜伏機関 | 1ヶ月~2ヶ月 |
検査 | 視診での確認のみです。 |
治療 | スミスリンシャンプーの処方を行います。剃毛が効果的です。 |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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18:00-22:00 | ● | ● | ● | ● | ● | / | / | / |
14:00~20:30 | / | / | / | / | / | ● | ● | ● |
毎日診療しております
〒160-0022
東京都新宿区新宿三丁目23番12号 新宿パンドラビル6階
- JR新宿駅 徒歩3分 / 西武新宿駅 徒歩2分
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