消化器内科について
消化器内科は、食道や胃、小腸、大腸などに生じた病気を専門に治療する診療科です。腹痛や嘔吐、下痢、便秘などの症状に対し、主にお薬を使って治していきます。問診や診察を十分に行った上で、上部内視鏡検査やCT検査などを組み合わせて行い、原因を突き止めていきます。
平日22時までの夜間診療、また、土曜、日曜、祝日の診療も行っております。
こんな症状はご相談ください
- おなかの具合が悪い
- 胸焼けがする
- 吐き気がする
- 空腹時に痛みが強くなる
- 食後に痛みが強くなる
- 便秘がち
- 下痢を繰り返す
- 血便が出た
- 体が黄色くなった
- 食欲が無い
- 急に体重が減った
- 顔色が悪いと言われる
など
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、食道の内側が炎症を起こしてびらんや潰瘍が見られるようになる病気です。胃の中で消化途中の食物が、何らかの要因によって食道にまで逆流することが主な原因だと考えられています。これに伴い、食道がんのリスクも高まります。胃から食道への逆流を防ぐ仕組みがうまく働かなくなったり、胃酸の分泌が増え過ぎたりして胃の内容物が食道に逆流して長く留まっているときは、お薬による治療を始めましょう。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
ヘリコバクター・ピロリ菌、非ステロイド性抗炎症薬、胃酸などによって胃や十二指腸の粘膜が傷つけられる病気が胃潰瘍です。また、十二指腸にも潰瘍が出来ることがあります。胃などの粘膜がえぐられてしまい、強い痛みや不快感を伴います。大抵はお薬の服用などで治すことができますので、しっかりと治療することが大切です。
胃がん
胃がんは、胃壁の内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞に変化することによって起こります。日本人が最もかかりやすいがんの一つであり、これが原因で命を落とされる方も大勢いらっしゃいます。但し、早期の胃がんは、それ自体による症状は殆どありません。そのため、きちんと胃がん検診を受けておかないと、手遅れになることがあるのです。
大腸がん
大腸がんには、大きく分けて結腸がんと直腸がんの二種類があります。盲腸からS状結腸までにできるがんを結腸がんと呼び、直腸から肛門までにできるがんを直腸がんと呼びます。両方を合わせて大腸がんと呼びます。どちらも腸の粘膜から発生する悪性の腫瘍です。また大腸がんには隆起型と陥没型とがあり、通常、前者はゆっくりと進行するのに対し、後者は腸壁内層に食い込んでいきながら、極めて早く進行します。40歳を過ぎるころから大腸がんのリスクが高くなっていくので、この世代の方は下部内視鏡検査などをきちんと受けるようにしましょう。